なるものとあげるもの 2009年03月31日

女性の場合、「である」ことよりも、「そう見える」ことの方が大事なようだ。
「綺麗ね〜」と言われるよりも、「とっても素敵に見える!」の方が
断然言われて嬉しい言葉らしい。

男としては(少なくとも自分は)、もしも「素敵に見える」なんて言われたら、
もともとが素敵ではない→にも関わらずたまたまそうなっているだけ、
という風に解釈するだろう。
つまり逆の意味として今の状態よりも下が標準であると判断する。
くだけていえば「いつもはそんなことないけど、今日(だけ)はいい感じじゃん?」みたいな。
それよりは断定的に「かっこいいね!」と言われる方が嬉しい。

おそらく女性の場合は、素敵に見える=努力してその状態になっている、
という意味を暗に含んでいるのだろう。
基本状態がどうかというのは、自尊心にとって二次的な評価らしい。

日本語として「女を下げる」という言葉は多分使われていない。
肌を美しく磨き、脱毛やダイエットを行い、服やメイクに気を遣う・・・。
身の回りに気を配り、笑顔を心がけ、魅力的であるように心がける。
人知れず?地道な努力を積み重ねて女と見なされるのであって、
多少なりともそれを行っていない人は「女を捨てている」と言われる。

じゃあ女じゃなくなった女性ってなんなんだ…と思わなくもないが、
そこは恐いから追求しないことにしよう。

逆に男は、「男を捨てる」という言葉は使われない。
本当にこれが使われる場合は、文字通り男ではなくなってしまう。笑
男は「上げる」ものであって、男でなくなることはできないのだ。
できるのは、男を「下げる」ことだけ。
だから、どんなに服がよれよれで髪も髭も伸び放題であっても
それは依然として男だし、むしろそれだからこそ(悪い意味で)男っぽい。
彼らにとって忌避されるべきものは卑劣な振る舞いをすることだったり
筋を通せないことだったりで、評価のポイントは
「その人の本質がどんな人間であるか」にある。

嘘、裏切り、前言を翻すこと、理屈を通さずに感情で動くこと、
などは全て基本的にやった時点で男を下げることになる。
ところが、女性にとってはこれらは武器だ(もちろん使う上でのルールが必要ではあるが…)

であるから男性諸君、見えない眼を開き、
女性の努力を正当に評価しようではないか。
どうか女性の皆さまには見た目の行動だけでなく、
男性の本質を見極めて欲しいものである。
…とか言ってみたりして!


N
私は「素敵に見える」より「素敵だね」って言われる方がいいよ!
ダーリンが同じようなこと言って、私が「いつも綺麗じゃないの」って言ってことある(笑)

k
まぁ!仲のよろしいことで☆
そんなことわざわざ聞かなくてもわかってるじゃん!

みんながみんなそうじゃないよね〜。
気持ちを伝えたくとも、表現できなきゃだめだよなぁ。
今までそういう方面を軽んじていたので、鍛えないとと思います。

N
kみたいに感情を出さずに落ち着いて物事を運ぶ姿勢は素晴らしいと思うよ私はなんだかんだで感情的だからな

k
20:27 落ち着いてるかな!?思わぬ好評価をありがとう☆

Nはきっと感じてることを出すのが上手なんだよね。
もしも恨みや怒りをそのまま出されたら嫌な気持ちになるかもしれないけど、
なおみんのそういう所は見たことないし。
それに感じたままに行動できるっていうのはむしろ長所だと思う。

Y
うっわー。。。

耳が!耳が千切れそうに痛い。痛い!笑

「男が下がる」のは何かの行為の結果だけど、
女は、「女を捨てて」何かを実行するよね。
只の経過に過ぎないのかもしれない。私のイメージだけど。

何か事があれば捨てる可能性もあるから、
普段はできる限り大切にしておきたいのよ。笑
なるべく、人に気付かれないように、こっそりね。

男と女はとことん違う生き物だねー。
だから世の中面白いんだろうけど

k
え。そうなのかな?!
何かをするときってみんな女を捨ててるのでしょうか(笑)

働きマンっていう安野モヨコのマンガがあるけど、
その主人公の女性は仕事モードに入るとき「男スイッチ」をONにするらしい。
なんだかんだいって昔ほどではないにせよ、
社会は男優位の論理で成り立っているからかなぁ。
男性同士では許される甘えが認められても、女性同士で許される甘えが
今の社会では排除されているのかもしれません。
そういう意味で、何かをするには「覚悟」が必要なのかも。

こんなに違っているから、近寄り難く感じてしまうのかもしれません。