おたく 2008年06月03日

2週間ほど前に、新入生のオリエンテーションのため
長野にあるうちの大学のセミナーハウスに行きました。
1泊2日で、主に雑用で構成されている自分たちの仕事をこなした夜のこと。
1つか2つ年上の助手の方2人と熱く語りあった内容・・・それは

アニメとゲーム。

最初はゲームの話だった。
しかし、そのお二方がやりこみの話を始めたところでヒートアップ。
「やりこみ」とは、、、
例えばどれだけ低レベルでクリアできるか、とか、
どれだけ最短でクリア出来るか、とか、そんなの。
自分はやったことなかったんだけど、その先輩2人はやったことあるらしい。
その内容がけっこうすごいので、すごいですね、マニアですね、とか言ったら、
いやいやそんなことないよ、実をいうと、僕はゲームおたくじゃなくて、
アニメおたくなんだよ、ということだった。

ここでもう読むのやめようと思っている方。賢明です。
しかしこれだけ読むとそうとうやばい人に見えるけど、
実際の人はかなり普通な感じの人です。

好きなアニメは何ですかーとかどんな種類のものが
好きなんですかとか聞いてみたけど、
話をしていてもあんまり噛み合わないので、
よくよく聞いてみたら僕が思い描いていたアニメおたくではなく、
アニメーションという表現にこだわりがある、という意味だった。
ここに関しては長くなるので省略。

ふつう、おたくっていうとあまり一般的でない趣味に
はまっているという感じだけど、
今世間で一般的になっているおたくって、ただのヘビーユーザなだけじゃん、
というのがいろいろ話した結論でした。
つまり、これを極めた!というところがなければ、
それって本当におたくなの?ということだ。
その人も、週に何十本とやっているすべてのアニメを、
選別のために最初の2〜3回は必ず見るとのこと。
それだって自分としては信じられないくらいだが、
その上で、ストーリーが重要なのではなくアニメとしての表現が新しいものを
チェックするということらしい。うーむ。すごいというか何というか。

僕の中で納得したのは、これまでたくって本当はほめ言葉ということらしいのに、
言われるとしたらあんまり嬉しくない言葉だった。
けれど、積極的に語れるだけの構築された何かがあるという意味で捉えれば、
それってすごいことなんじゃない??と思う。
おたくという言葉を、あらためて認識し直しました。
今までの自分はおたくでもなんでもなかった、ということですね。
いや、工作なら少しだけおたくと言えるかも・・・。


N
おたくと言われることよりも、おたくのすべてが某電気街に集まるような萌え中心の見た目からしてイケナイ所へ足を突っ込んでいそうな人…と世間一般で思われているところが嫌ですね。
「おたく」の代表といえばアニメおたくになっている世の中ですが、盆栽にしろ俳句にしろ何にしろ、その世界にのめり込んで博識であればそれは「おたく」だと思うわけですよ。
「おたく」に対して偏見があるので、それさえなければ別に会社だろーとどこだろーと自分の趣味を暴露してもノープロブレムなんですけどねぇ…。

しかし、「アニメーションという表現にこだわりがある」というのは凄いですね。
まぁ自分も多少チョイスはすれどもなるべく新作は一度でも見ておくようにしているのですが、話・スタッフ・画質あたりはいつも気にしています。どんなに原作がプッシュされていてもアニメになるとどうよ?という作品も多々あり…。
最近はGONZO作品をプッシュすることが多いですね(笑
現在放送中のGONZO(+ニトロプラス)作品の「ブラスレイター」は流石GONZO!と言えるくらいCG使いが上手いです♪
これから放送の「岩窟王」は今までにないアニメーション表現なので、それこそストーリーよりも表現力を要チェックですな。

k
お返事遅くなってすみません!
ここ数日仕事で余裕がなくて、書き込む時間がとれず…

そうですねぇ、おたくのイメージは萌え系?と呼ばれるような
アニメやゲームにはまっている人という感じでまかり通っているような気もします。
海外ではおたく的な人々はすごいと言われているようですが、
日本ではやはりマイノリティなんでしょうねぇ。
偏見が多いから隠れてやっている、という人もけっこういるんでしょうね。

その人もアニメ自体から始まり、スタッフ・声優にいたるまで、
関連した話題であればそれなりに知識を持っていたようです。
僕はその辺には全然興味がないので、言われても分からず、聞いているだけでしたが、
スタッフでいろいろと変わるというのは確かにありそうですね。

厳窟王は原作を読んだことありますが、アニメのものは見たことないですね。
あの物語をどういう感じでアニメ化したのか気になるところではありますが。
(原作は岩波文庫で7巻?くらいなので)
僕的にはストーリーの波乱さもさることながら、
復讐劇が全て終わるくらいから後の話が印象的でした。
初めて読んだときは牢屋に入るまでの最初の1巻だけしか面白いと思いませんでしたが、
後年になってもう一度読み返したときは、名作と呼ばれた所以が分かった気がしましたよ。