少年と少女、そして心 2008年05月05日
女性は少年を夢見て、
男性は少女に憧れる。
そしてこの逆は無い。
誰もが心に理想の偶像、アイドルを持っている。
それは知ることのできない神秘性に発するのか。
同性のものであれば、それはなりたかった自分。
今の自分が持ってないものに対する憧憬の感情。
得た人間との一体感によって、不足が充たせる。
しかし一方で、
異性の偶像は現実に存在しない理想の投影。
例えばそれは汚れを知らぬ純粋さと純潔さ、
保護欲をそそる未成熟さと感情の不器用さ。
そうであるならば、少年のような言葉遣いの少女や、
少女のような仕草を身につける少年たちは逆説的に、
他の子供たちよりも感じ易く、強い憧れが心に宿る。
月並みではあるが、世の女性や男性たちが
ジャニーズやアイドルに投影する気持ちは、
永遠に届かない、このような感情だろうか。