現状維持 2008年03月27日

相談には2種類あるように感じる。
1つはなんらかの問題が発生し、その解決を尋ねている場合。
もうひとつは何らかの慰めや同情を求めていることだ。

多くの場合、人が相談するのは解決を求めているのではなく、
何らかの慰めや同情を欲していることがほとんどであることだ。

だから、相談を受けたときには、
どんなことがあったのかじっくり聞いてあげたり、
「それは大変だね」と慰めてあげたりする。
僕自身は話をするのは苦手だが、聞くのはそうでもないし。

僕自身は、誰かに聞いて欲しいというような相談はめったにしない。
僕が相談をするときには、確実に何らかの具体的な解決策を求めているときだ。
そういう風なので、相談を受けた時の僕の頭の中には、
こうした場合にはこうしたら良いといった具体的な解決法が
ケースに分けていくつも浮かんでくるのだが、
言ったところで慰めにはならないし、
どんなにそれらの解決のメリットを挙げたところで、
大抵はそれを実行することはないものだ。

逆に、人に相談して僕ががっかりするのは、
具体的な解決策を提案してくれないときだ。
方法を尋ねているのに、「その気持ち分かるよ」などと言われることもある。

どちらが良いとかいう話ではない。
僕がそういう人間だということだ。


そういえば、「〜だったらいいのになぁ」と言う人がいるが、
多くの場合それは実現できるものである可能性が高い。
ただ、それの境界条件が“わずかの努力では実現できない”と
いうだけの話であったりする。
大抵の場合、その人はその状態で満足しているのだ。
少なくとも現状と秤にかけて行うものの程ではないらしい。
むしろ、その判断自体が頭の中にないのかもしれないが。


N
ん〜…人生において誰かに相談して解決策を見出してもらった記憶がいままで無いですね、自分の場合。
きっとごーいんぐまいうぇいなのでしょう、自分は
(明らかなる愚痴大会はありますけどね)

仕事面で相談されることが多いですが、基本的に解決策(提案?)をズバズバあげていくタイプです。
どーも「同情」は苦手…。
同情して相手の感情がエスカレートされても困りますしねぇ。
何か女の人は感情にドロドロしたものがあるので扱いがタイヘンだ

k
そうですねぇ、人に相談して良い回答が得られることは珍しいかもしれません。
ただ、自分が相当焦っていたりすると視野が狭まっているので、
違う視点を持った人の言葉がありがたかったりするときがあります。
こういう時にはアドバイスが嬉しいですね。

愚痴大会ですか…僕は基本的に自分の中に溜め込む人間なので、
話して発散するということはあまりしませんね。
まあ根が単純なので、それでも回っているだけなのかもしれませんが。

僕は前に進むことに価値を見いだす人間なので、
立ち止まったり、足踏みをすることはあまり好きではありません。
同じ同情でも、背中をそっと押してくれるような人の言葉は、
とても大切に感じます。