夢 2008年01月30日

僕は物語を読むことはあっても、それを創ることはない。
たとえ創ろうとしても、登場人物ひとり思い浮かばないだろう。

けれど、ときに夢の中では、思いもしないほどいきいきとしたキャラクターが、
それぞれの背景をもって語り出す。
あまつさえ名前まで持っているのだから、夢から覚めた僕は驚きを隠せない。

いつ、誰がどこでそんな物語を作っているのだろう。
現在の定説を信じるならば、それは僕自身なのだが…。

もしかすると、どこか違う世界を見ているのかもしれないね。
そういえば「胡蝶の夢」という故事があるけれど、
どちらが本当でも僕は構わないと思っている。
自分が何者かよりも、自分が誰なのだろう、と問えるところに
価値があると思うから。

夢から覚めて意識が現実に合わさると、
その瞬間に夢は急速に遠ざかってしまう。
まるで夢は現実と相容れないかのよう。
僕に残されるのはその印象、もしくは醒める一瞬前の光景。
それは無意識の表出だろうか、たゆたう記憶たちの揺らぎだろうか。
それともどこかで物語は続いているのだろうか。



N
よくよく考えると「夢」というのは自分が創っている物語なんですかね?誰かが見せているなんて現実的には考えられないですし

妄想()して色々オリジナルを考えるのは好きなので、頭の中ではぐるぐる何か考えています。
が。
基本的に自分の想像通りに表現ができないので形にすることは少ないです
一枚イラストとかはちょくちょく描きますけどね〜。
う〜ん…技術が欲しいです。


k
物語の夢っていうのもときどきあると思うのですが、
見たことや想像したことをつなぎ合わせて再構成しているんでしょうねぇ。
忘れている夢の方が多いらしいですが、僕の記憶にある中では
半分ぐらい現実の出来事に関連がありました。

自分の思い描いたように何かを表現できるという意味では、
プロはそれができるだけの技倆を持っているんでしょうね。羨ましいことです。
逆に言えば、心は自分だけにとっての最高の芸術家なんでしょうか。