電子計算機 2006年12月09日

パソコンに詳しくなる前は、コンピュータの古い日本語訳が電子計算機なことがどうもイメージとして理解できませんでした。
だって電卓は計算しかできないけど、パソコンは計算の上にネットもできて文章も書けて、その他いろいろできるじゃん!みたいな。

でも、やや詳しくなった今パソコンは「電子計算機」にしか見えなくなってしまいました。どのへんが計算機かというと、中で延々と1と0の計算を行なっているだけだから。
逆にいえば、CDが聴けてるのもDVDが見れるのも、YouTubemixiも、計算で動いているのは不思議といわれれば不思議な感じもしなくもないですが。
パソコンの凄いところは、その計算を最大1秒間に数十億回行なっているところだね。もしやろうと思えば、機械式のスイッチでも同じ機能を実現できます。ただしものすごく大きな機械になって、ものすごく計算が遅いけど。

今じゃ信じられない話だけど、僕らの持っているどんな電卓よりもちゃちい機能で、人よりも正確で速いという理由のために莫大なお金をかけてでっかい装置を作り、弾道計算を行なっていたんだよねぇ。60年前。

日本が明治時代を迎えたのが今から138年前、帝政ロシアが終わりを告げてからまだ87年しか経ってない。ライト兄弟が飛行機を飛ばしたのが103年前、特殊相対性理論が発表されたのが101年前、それが進んで、61年前には長崎と広島に原爆が落とされる。まだ、たったそれだけしか経ってない。ちょっと後ろを振り返れば、そこに見える。

パソコンも携帯もここ10年から15年の間に急速に広がり、もはやそれがない時代を思いおこすことが困難だ。最近ではTVが一気に薄くなりそうな気配を示している。僕の人生が終わりを告げるころには世界はどのようになっているのだろうか。



M
歴史を感じますね。
出版業界は不況だし、TV局も地デジで巻き返しを狙ってますしね。
我々の人生が終わる頃にはインテルが脳に組み込まれている事でしょう。

k
コメントサンクス。
地デジどうなるんだろーね。いっこうに広まる気配がないけど、アナログ放送が終了するころには動き始めるのかな?
ほんと、100年後とかはマトリクスの世界かもね。個人的には機械を人体に組み込むのはないと思ってるんだけど、どんなもんでしょう。

M 生命倫理学会から抗議があって実現不可能でしょうね。
それでも一部の科学者が既成事実を作ってしまおうと暗躍するかもしれませんが。
クローン技術と同じ感じになるかなーと。

k
基本的にはダメ、というコンセンサスが広がれば、メリットデメリットを受け入れた上で行なうのは個人の自由でいいかなと思っているけど、なし崩しは嫌だねぇ。