祈りとは生きることそのもの Living on a player (2006.11)

「食前食後に三度も十字を切りながら、それ以外の時間はすべて、
 憎悪や吝嗇や不正に心奪われている人々を見ると私は不愉快になる。
 彼らは、不徳には不徳の時間をさき、神様には神様の時間をさく。」

「畏敬と尊敬に満ちた注意を払わない限り、われわれの行為に神様をまぜてはならない。
 祈りは心の底から発せられるべきもので、舌の先から発せられるべきものではない。」

                  (ミシェル・ド・モンテーニュ

僕は見る。
多くの人が、信じもしない神や、神々に祈り、
時に占星術や、占いや、姓名判断をするのを。
「良い結果の時だけ信じるの」とか、
「前へ一歩進むために、利用するだけ」とか言いながら。

宗教を、ただの心の支え程度にしか思っていないのだろう。
そして、迷信だと、騙されていると、決め付けてかかるのだろう。
目を向ければそのような金儲けのための、野心のための、
宗教とは名ばかりの存在ばかりを見るのは確かだが。

宗教を持たない人は野蛮だと言われることがあるが、
厳密な意味において、その通りだと僕は思う。
畏敬を知らない人が、どんな心の震えを感じられるというのか。
そのような精神性こそ、人間らしさの条件だというのに。

僕自身が心しなければならないことでもあるが、
信仰をする人間は生き方そのものが信仰であるべきだ。
人との触れ合いの中に、仕事に対する姿勢の中に、
信仰の信条が見出されなければ嘘になってしまう。

信仰とは、精神の骨格であり、生き方の規範であり、
人生を渡りゆくための船だ。
それは何かに依存する弱さではない。
むしろ、強い人間しか信仰を貫くことはできない。

見よ!自身の力で生きてみせると宣言する者たちの、
なんと儚く人生をただよう様を!
運命の嵐の前にいともたやすく以前の信条を捨て去り、
あるいは過りに固執し破滅するその姿を見よ!

祈りを行なうものは、常に祈りを心に持て。
祈りを持つ我よ、弱さを断ち切り、祈れかし。



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(※今見ると若いな・・・)

僕の恋愛観は偏っているようだ。

それとは別に、僕はよく彼女がいないのに
「彼女がいるように見える」とか言われる。

敷居が高そうに見えるとか、何を考えているか分からないとか、
多分そんな感じのことを思われているんだろうけど、
正直なところ自分でもよく分からないね。

たぶん僕は恋愛に対して淡白な人を
好きになっていたような気がする。
僕自身はもしかすると一途なのかもしれないけど、
安定思考すぎるみたいだし、相手のことを束縛しなさすぎて、
本当に私のこと好きなのかな?とか思われそう。
どうやって好きだと伝えていいかわからないです。

計算高いとかいう面もありそう。
本当に相手のことを大切に思っていても、
いい意味でも悪い意味でも、
恋愛だけにのめりこむことはできない。

僕は付き合うなら結婚したいと思うし、
だから自分が相手の人を護れる強さを持たなければと思った。
強さというのは、人間的にも社会的にも経済的にも、という意味。

それで20歳までは付き合わないと決めた。
その間好きになった子もいるし告白された子もいたけど、
僕が社会人になるまで待って欲しいなんて言えないし、
きっと言っても分かってもらえなかったと思う。
もしかすると付き合いながらじゃダメなの?って言われたかも
しれないけど、そんなんじゃ中途半端になっちゃうよ。
ここが僕のいちばん融通の利かないところなんだろうなぁ。

いっそ頭をカラッポにして、感じたように動ければいいのかもね。
ときには自分の感情に押しつぶされそうになる。

そうならなくても、心に痛みをかかえながら、
僕は僕の道を歩むしかないさ。
いつか君と一緒になれたらいいのにね


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僕がもし強い人間であるならば、
人を愛することができるだろう。

僕が弱い人間であるならば、
僕は依然として愛を与えられるだけなのだろう。

強くあれば、
苦悩に打ちひしがれている中でさえも
人を愛し続けるだろう。
目の前の苦しむ人を救おうとできるだろう。

僕があのとき願ったのは、
自分の苦しさから目をそらしたかっただけなのだろうか。
誰かが救われることで、
自分も救われたかっただけなのだろうか。

僕は今も、あの時の行動によって
その人の役に立てたことを嬉しく思う。
そしてその人もそのことを今も感謝しているのだから、
なおさらだ。

しかし、僕は自分を責める。
あのとき僕がしなければならなかったこと、
そのことから逃げて、安きについたのではないかと。
心の中では批判したり、こき下ろしたりしてても、
結局は同じなのではないか、と。


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クレス。
描いたはいいものの剣を持たせられなかった・・・。
最近は「描きたい!」って思うことが
微妙に少なくなっている気がします。
ゲームやってないからなぁ。
キャラへの思いも湧かないというわけです。

そういえばTOP、PSPでフルボイスになったとか。
デスティニーも出るらしい。
そんなにリオンは人気だったか・・・??
ああいうキャラが大好きな女性の感性は
自分にはまったく理解不能なのですが。

そういえばデスティニー2はスタンの子供が主人公。
1から十数年後の話なのに、なぜかリオンが出てくる。
仮面をつけているけど、もう相当おっさんだなとか思ったら、
素顔はまったく1の時のままだった。

どうやら1の後から時空移動で飛ばされた?みたいな
設定らしい。そんなのありか?!
でも、リオンは不幸なキャラだったね。
純粋でとがってる、そんな性格がいいのかも。

後のテイルズシリーズはそこそこ面白そうなのだが、
いかんせんやるヒマなくてやってない。
年取るにつれて、やらなきゃいけないことも増えるし、
責任も大きくなってくる。

一つだけ、やりたいことがあるんだけど、
いつものびのびになってます。
ホント自分のどうしようもなさにあきれます。


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シューベルトの「死と乙女(Death and the Maiden)」が
最近は好きです。心を癒し、そして高揚させてくれます。

バイオリンの悲壮感漂う旋律がなんともいえません。


(2006.10or11)